こんにちは塩原俊之(@donchan3ren)です。
劇団ガソリーナ『Short cuts 2』無事にプレビュー含む全9ステージ終演致しました。
ご来場いただいた皆様、関係者の皆様、そして新宿シアター・ミラクル様、まことにありがとうございました。
本番数週間前に急遽決定した出演にも拘らず、ご来場いただいた皆様には重ね重ねにはなりますが厚く御礼申し上げます。
今回、普段関わっている現場とはまた一味も二味も違った企画、団体、作風、関係者だったので、個人的に細かく色々と目標を立てながら、少ない時間の中で一つずつ丁寧に向き合っていきました。
その中でも、このお話を頂いた時に真っ先に想い、一番明確な目標として考えていたことに関しては触れることが出来たのかな?分からないけれど、リーチしてたら嬉しいなと思っております。
自分はこの演劇界、取り分け小劇場と言われている世界の中のまさに末端に存在している人間なので、お世話になっているこの世界への恩返し&この先自分がこの世界で生きていく為にも、演劇文化の発展や継承に少なからず貢献しなければなぁなんてことをよく考えるのですが。
そんな中、今回このお話を頂いて。
共演者の梅ちゃんこと梅本まどかさん、そしてそのファンの方々や関係者。
そんな人たちが、演劇や小劇場の持っている、めっっっっちゃくちゃ原始的な「楽しさ」の部分に触れてくれたらな、という想いがありました。
劇団を「運営する」ことであったり、俳優業を「生業とする」意識というのは、時としてそういった原始的な楽しさみたいなことを忘れてしまうし、真剣に取り組めば取り組むほど辛くなっていくなんてのは誰しもが経験することでしょう。
それがド頭に来て、ハナっから自分達でこの世界の門戸を狭めていってしまうのはどうなんだろうか?そんなことも考えながら、あわよくば自分自身も楽しんでしまおう、という気持ちで今回の現場は臨ませて頂きました。
この公演を通して、劇場に足を運んでみよう、とか、お芝居やってみよう、とか、そういった人の心が拡散していったら、それはそんなに悪いことじゃないんじゃないか。
そんなことを真夜中にボンヤリと考えているのでした。